２０１１福岡国際マラソン

来年のロンドンオリンピックの選考会を兼ねた
福岡国際マラソンが４日開催されました

優勝は日本の実業団に所属するケニアのジョセファト・ダビリ選手

初マラソンにもかかわらず
２５ｋｍまで引っ張ったペースメーカーが抜けると
一気にスパートしてそのまま逃げ切りました

２位も同じくケニアのジェームス・ムワンギ選手で
またしてもアフリカ勢の強さを見せつけられる結果となりました

日本人選手は
“市民ランナー”川内優輝選手が
２０ｋｍ過ぎに一旦先頭から遅れたものの
粘って再び追い上げ、日本人トップの３位でゴールしました

期待されていた今井正人選手は
前田和浩選手と日本人選手トップ争いをしていたのに
ペース上がらず、川内選手の逆転を許しました

川内選手はもともと来年２月の東京マラソンに照準を合わせていて
今回のレースは“練習”としての出場

調子も今ひとつの状態で臨んだにもかかわらず
結果は日本人最上位

川内選手の精神力はすごいですが
けっして良いタイムとは言えず
他の日本人選手が力を十分に発揮できなかった
と言った方が正しいんでしょうね


練習環境が恵まれていない選手が
恵まれている実業団選手に勝ってしまい
実業団選手は改めてショックを受けていると思います


川内選手は
練習不足を解消するために
通常の練習以外にレースも練習にしていくという
今までの常識を破るスタイルで力をつけているわけですから

真似するかどうかは別にして
実業団選手たちはマラソンへの取り組み方を
変えていく必要があるんじゃないでしょうか

当然選手だけでなく指導者や陸連の人たちもそうです

陸連は
東京マラソンにも出場する川内選手に対し
戸惑いを見せているようですが
もっと柔軟な姿勢で選手を見てほしいです

東京マラソン含め
今後の選考会の結果によっては選考が難しくなるかもしれませんが
川内選手の考えを尊重してあげてほしいです

今回結果を残せなかった他の日本人選手も
これで終わりにするんじゃなくて
もう１回選考会に出てロンドンに行くんだという気持ちを持ってください

レベルは全然違うにしても
ボクもフルマラソンを走る一人として
調整の難しさは理解しています

しかし

選考会が続く限り何度でも走ってやる
というくらいの強い気持ちがないと
オリンピックの舞台で結果を残せないんじゃないでしょうか


今井選手を指導している森下広一さんが
バルセロナオリンピックで銀メダルを獲得して以来のメダルを
必死になって目指してください

タグ：福岡国際マラソン ロンドンオリンピック ケニア ジョセファト・ダビリ ジェームス・ムワンギ 川内優輝 今井正人 前田和浩 フルマラソン 森下広一 バルセロナ 銀メダル

コメント 5

川内スタイルを他の実業団でも取り入れて欲しいですね！
by kummy (2011-12-06 15:09) 

kummyさん
こんばんは
こういうスタイルが
すべての選手に合うかどうかわかりません
いろいろと模索していってほしいですね

by naokun (2011-12-06 23:20) 

昔の陸連なら今回の福岡でも内定出しちゃってそうですね。
じっくりと考えて平等な選考を期待します。
by JUN (2011-12-07 08:55) 

同感です。
川内君のレーススタイルが見えてきました。
これで、抽選で外れた東京マラソンが
待ち遠しくなってきました！！
by マイタキ (2011-12-07 10:13) 

JUNさん
こんばんは
冬場で２時間１０分をかろうじて切る
タイムでは勝負になりませんからね
ずば抜けた存在がいないだけに
選考は難しくなりそうです

マイタキさん
こんばんは
東京は面白くなりそうですね

by naokun (2011-12-07 19:56)